インディペンデント・スピリット賞のノミネートが発表 是枝裕和監督「万引き家族」も
2018年11月19日 12:00

[映画.com ニュース] インディペンデント映画の祭典、第34回インディペンデント・スピリット・アワードのノミネートが発表された。
製作費2000万ドル以下の映画が対象となる同賞。今年の最多ノミネートは、ドキュメンタリー監督ジェレマイア・ゼイガーの長編劇映画デビュー作となる「We the Animals」の5部門。続いて、「怪盗グルー」シリーズのアグネスの声で知られるエルシー・フィッシャー主演で、“負け組”女子の中学卒業までの1週間を描いた青春映画「Eighth Grade」、「タクシードライバー」「レイジング・ブル」の脚本家として知られるポール・シュレイダーが自らの脚本をもとにメガホンをとったスピリチュアルサスペンス「First Reformed」、「少年は残酷な弓を射る」のリン・ラムジー監督と「ザ・マスター」のホアキン・フェニックスがタッグを組み、第70回カンヌ国際映画祭で男優賞と脚本賞の2冠に輝いた「ビューティフル・デイ」が、それぞれ4部門にノミネートされた。
また、ベネチア国際映画祭コンペティション部門で最高賞の金獅子賞に輝いたアルフォンソ・キュアロン監督の新作「ROMA ローマ」、エマ・ストーンとレイチェル・ワイズを主演に迎え、ギリシャの鬼才ヨルゴス・ランティモス監督がメガホンをとった宮廷ドラマ「女王陛下のお気に入り」など、本年度アカデミー賞の有力候補とされる話題作と並び、日本の「万引き家族」(是枝裕和監督)が外国映画賞にノミネートされたことも特筆に値する。
第34回インディペンデント・スピリット・アワード授賞式は2019年2月23日(現地時間)、米サンタモニカの特設会場にて開催される。主なノミネートは以下の通り。
デブラ・グラニク 「Leave No Trace」
バリー・ジェンキンス 「イフ・ビール・ストリート・クッド・トーク(原題)」
タマラ・ジェンキンス 「プライベート・ライフ」
リン・ラムジー 「ビューティフル・デイ」
ポール・シュレイダー 「First Reformed」
ジョン・チョウ 「search サーチ」
ダビード・ディグス 「Blindspotting」
イーサン・ホーク 「First Reformed」
クリスチャン・マリュイロス 「Socrates」
ホアキン・フェニックス 「ビューティフル・デイ」
グレン・クローズ 「天才作家の妻 40年目の真実」
トニ・コレット 「ヘレディタリー 継承」
エルシー・フィッシャー 「Eighth Grade」
レジーナ・ホール 「Support the Girls」
ヘレナ・ハワード 「Madeline's Madeline」
キャリー・マリガン 「Wildlife」
ラウル・カスティーリョ 「We the Animals」
アダム・ドライバー 「ブラック・クランズマン」
リチャード・E・グラント 「Can You Ever Forgive Me?」
ジョシュ・ハミルトン 「Eighth Grade」
ジョン・デビッド・ワシントン 「Monsters and Men」
ケイリー・カーター 「プライベート・ライフ」
タイン・デイリー 「A Bread Factory」
レジーナ・キング 「イフ・ビール・ストリート・クッド・トーク(原題)」
トーマサイン・ハーコート・マッケンジー 「Leave No Trace」
J・スミス=キャメロン 「Nancy」
リチャード・グラツァー、ウォッシュ・ウエストモアランド、レベッカ・レンキェビチ 「コレット(原題)」
ニコール・ホロフセナー&ジェフ・ウィッティ 「Can You Ever Forgive Me?」
タマラ・ジェンキンス 「プライベート・ライフ」
ブーツ・ライリー 「Sorry to Bother You」
ポール・シュレイダー 「First Reformed」
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