金子差入店

劇場公開日:

解説・あらすじ

「SUPER EIGHT」の丸山隆平が「泥棒役者」以来8年ぶりに映画主演を務め、刑務所や拘置所への差し入れを代行する「差入屋」を家族で営む一家が、ある事件をきっかけにその絆が揺らいでいく姿を描いたヒューマンサスペンス。

金子真司は刑務所や拘置所に収容された人への差し入れを代行する「差入屋」を一家で営んでいる。ある日、息子の幼なじみの女の子が殺害されるという凄惨な事件が発生する。一家がショックを受ける中、犯人の母親が「差し入れをしたい」と店を訪れる。差入屋としての仕事をまっとうし、犯人と向き合いながらも、金子は疑問と怒りが日に日に募っていく。そんなある日、金子は一人の女子高生と出会う。彼女は毎日のように拘置所を訪れ、なぜか自分の母親を殺した男との面会を求めていた。この2つの事件と向き合う中で、金子の過去が周囲にあらわとなり、家族の絆を揺るがしていく。

主人公・真司役を丸山が演じ、真木よう子、寺尾聰らが顔をそろえる。「東京リベンジャーズ」シリーズなどの助監督を務め、本作が長編初監督作となる古川豪が自らのオリジナル脚本でメガホンをとった。

2025年製作/125分/G/日本
配給:ショウゲート
劇場公開日:2025年5月16日

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映画レビュー

4.0エンドロール後に語られる現実が大切なのかも🧐

2025年5月23日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

斬新

刑務所や拘置所への差し入れを代行するご職業のことを「差入屋」というらしいです。まずそのようなお仕事があったことに驚きましたし、そこに着眼して映画化したのはとても面白いなぁと思いました。「東京リベンジャーズ」シリーズなどの助監督を務め、本作が長編初監督作となる古川豪監督が自らのオリジナル脚本でメガホンをとった作品とのこと。監督の今後の作品も楽しみです♪

ストーリーは盛りだくさんで、観る人がみるとそれぞれがやや中途半端に感じられるかもしれません。賛否分かれるところだとは思います。前科持ちの丸山くん演じる金子真司の仕事は、刑務所や拘置所への差し入れを代行する「差入屋」。なかなかハードなお仕事です😨軽度とはいえ犯罪を犯したことのある金子が、檻の中ではなく外から犯罪者を俯瞰するというのがまた憎い脚本ですね。嫌でも自分の過去と向き合い自省しながら続けなければならない仕事とは、なんと辛く厳しいものだろうかと想像するに難くありません。仕事の依頼者は犯罪者の関係者であり、やりがいを見つけるのも難しい仕事です。唯一、そんな金子の仕事に誇りを感じ応援してくれる妻と素直に優しく育っている息子が心の拠り所。金子が頑張る理由です。

庭先の植木鉢が割られているシーンが映画の肝。

エンドロールのSUPER BEAVERの「まなざし」、よかったですね。東京リベンジャーズ繋がりだったのですね🙃
慌てん坊のあなたはご注意を!
しっかり最後まで見届けて席を立ってくださいね🤫

2度目のシーンがトドメです。

庭先の植木鉢は今後も割られますよ、きっと。現実って厳しいものです。でも、妻はいつも応援してくれてそこにいます。息子は素直にすくすく育ち、きっとゆくゆくは金子の「差入店」を継いでくれるのでしょう。そうあって欲しいなと感じさせる余白のある映画で、私はなかなか好きでした。

北村匠海くんは、情けない役もこんなクレイジーな役も何でもイケるんですね🤫あのイカれた目はなかなかできません。その母役の根岸さんもなかなかの毒親でしたね。現実には出会いたくないママ友タイプです😱
何より主演の丸山くん、なかなかの迫真の演技で素晴らしかったです。今後も役者としてもっといろんな役を観てみたいなぁと思いました。久しぶりの寺尾聰さんや岸谷五郎さんは出てきただけで嬉しかったです🙃

スッキリとした後味をご希望の方には、そぐわないかもしれませんが深く思考することが好きな貴方にはオススメの映画です🧐

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ななやお

3.0もっと面白く出来たのでは感が否めない

2025年5月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

期待していたものと違った。
この映画で『差入屋』という、受刑者に差し入れを代行して行う職業を初めて知って、どういう職業なんだろう?差入屋をする過程でどんな人間ドラマがあるんだろう?と期待していただけに、不完全燃焼。

興味が惹かれる題材だったのに、あれもこれも材料投下して、とっ散らかった味のものになってしまった感が否めない。

2つのヘビーな事件、母親との確執、差入屋への偏見、父親としての姿

ひとつひとつが簡単にサラッと流せる題材じゃないだけに、これを全部描くとなると、そりゃこうなるよなーと思ってしまう。
いろんな出来事があったとしても、主人公の差入屋としての信念やプライド的なものがしっかり描かれているならいいけれどそれも浅い。
だからクライマックスのシーンもイマイチ盛り上がらない。

演技に関しても、相変わらず真木さんの滑舌の悪さに冷めてしまう。丸山さんは悪くなかったけれど、この役があの人ならもっと深みが出たのでは…と想像してしまった。
良かったのは北村匠海さん。『悪い夏』でもダークな役を演じていて、最近は様々な役柄にチャレンジしているのを見るが、今回は不気味さマックスなサイコパスを見事に演じていた。怖すぎ。

差入屋についてを知るきっかけになったとしては価値があるが、映画としてはイマイチな作品だった。辛口すみません。

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AZU

3.5岸谷五朗さんの演技は流石

2025年6月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

全体的には印象の薄いストーリーだった。主人公もあまり感情移入できず、差入店という職業にも共感できず。
でも岸谷五朗さんの演技は凄かった。クライマックスの場面は目が離せませんでした。

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あいわた

3.5引き込まれた

2025年6月14日
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にんにん